2026年4月26日 説教「イエス様の命令と激励」 “Commands and Encouragements” 

箇所 Text:マタイ Matthew 28章18~20節(新p64) 聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会 説教者:百瀬ジョザイア  讃美歌/Hymns:66、164、191、539番 招詞/Call to Worship: 詩篇 Psalm 46篇4~7節 交読文/Line-by-line responsive reading 23番 詩96篇 (Psalm 96)

English Aids: Scripture (ESV Bible), Japanese hymn transliterations (some songs may be missing)
 

 

 毎年4月に、鳴門キリスト教会の始まりを覚えます。1957年4月が鳴門キリスト教会の始まりとしてあげられます。厳密に言うと、教会はまだありませんでしたが、「伝道隊・鳴門伝道所」は撫養町学校横で伝道を開始して、その2年後に初めての洗礼式がありました。※⑴ 後の発展に続いて、三浦信雄牧師の時代に「教会」と名乗って、今に至ります。それはとても良い発展だったと思います。イエス様は復活した後に、教会が弟子の誕生だけでなくその成長をも求めるよう、使命(命令)また励まし(激励)を受けました。

【命令】

  • イエス様の宣教命令は単純な「伝道命令」ではありません。これは教会形成と教会拡大の命令です。
  • 主要な命令(動詞)と言えば、一つだけあります。それを説明する、補足的な命令は、三つもあります。
  • 主要な命令は19節の「あらゆる国の人々を弟子としなさい。
    • イエス様は「あらゆる国の人々」を含めた民、教会を求めてくださいます。
    • イエス様は「弟子」を求められます。ただの「受洗者」、ただの「自称クリスチャン」を求められません。弟子たちのように、イエス様と共に歩み、イエス様について行き、イエス様を心の拠り所とする「弟子」を求めておられます。
    • あらゆる国・背景・立場の男女老若の人々がそれぞれの者でありつつも、イエス様に似てくる弟子たちが求められます。
  • 具体的に、どのようにこの命令を果たせるのか。三つの方法があります。
  • 19節「あなたがたは行って…」クリスチャンは各地に置かれていますが、同時に出て行く、派遣された民です。特に使徒たちはその命令を受けました。彼らはローマ帝国の各地へ、またその外のペルシアやインドまで福音を伝えに行ったと言い伝えられています。
    • 二次的に、私たちも行く民です。家庭へ、近所付き合いへ、会社や学校の仲間へ遣わされた唯一のクリスチャンかもしれません。非常に怖いことですが、非常に大切です。日本で福音が広まらない最大の理由は、私たちは遣わされたことを無視しているからかもしれません。でも19節は「ですから」と始まります。「天においても地においても、すべての権威が与えられています」主なるイエス様(18節)が命令をくださいました。「ですから」行くのです。
    • イエス様の素晴らしさが自分だけでなく他の人をも変えます。それを求めて、目撃することはイエス様の弟子の特権です。
  • 19節後半「父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授け」なさい、と二つ目の命令があります。
    • 弟子となる人は、第一にイエス・キリストに信頼を置く者です。バプテスマでも何か他の良い行いでもしたから神様に愛され歓迎されるのではありません。ただ信仰によって、弟子となることができます。しかし、信仰によって弟子となった人は、イエス様に従うことこそが祝福された歩みだと分かります。イエス様の命令(バプテスマを含む)を心から守ることは、自分をまず愛してくださった神様への感謝と喜びある愛の応答です。だからバプテスマも、イエス様が教会に加わる人に恵みの祝福をさらに豊かに与える「恵みの手段」と言います。
  • 20節前半「わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。」継続して、全体的に訓練するのです。
    • 救われるだけでいいじゃないか、というのはイエス様の方針ではありません。もちろん、イエス様に心から信じるならそれでいつまでも神様を親しく知る関係が持てます。しかし、それは今始まるものとして与えられました。
    • 生命があるからと言って、不健康に生きようと思って良いのではありません。神様は元気な、喜びに満ちた、たくましい民に「つくりたてて」行くおつもりです(讃美歌191番)。
    • イエス様のご命令を全部思い返せば、完全な愛です。神様に全身全霊で捧げる、慕い愛する愛の命令です。そして隣人が本当に幸せに、神様を同じように知り愛する幸せに預かることを求める命令です。

【激励(約束)】

  • もう一方で、イエス様は命令だけでなく励まし、約束をくださいました。その「激励」は一つ目に、18節でイエス様の宣言です。神の王国の主権を全て握っておられると言います。だからこそ、希望を持って、出て行って、弟子が増えるように周りの人を神様の愛によって愛することが可能です。イエス様の力が聖霊様を通して私たちに与えられます。だから希望があります。
  • そして20節の後半、なんと優しい激励でしょうか。「見よ。私は世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」どの日にも、最後までも、共におられます。これは聖霊様が来て全てのクリスチャンを満たしてくださり始めたペンテコステの出来事の結果です。イエス様は決して、教会を見捨てられません。

【適用】

  • 適用として、イエス様の命令(大宣教命令)を信じて従おうとしていますか。そして、その約束(激励)を信じて、希望を抱いていますか。
  • 教会の誕生以来、健康な教会では伝道だけでなく、弟子育成が続いてきました。イエス様は熱心に、私たちがますます神中心の人として、生きがいと喜びと慰めを抱くことを求めておられます。エペソ5章25〜29節参照。
  • 私たちの教会でも、まだまだ、弟子として私たちは至らないことが多いです。でも、見捨てられていません。これからの一年にも、イエス様に従い、信頼して生きる幸せを噛み締めましょう。そして行って、他の人に伝えて行く機会を求めましょう。
  • そして私たちは見捨てられていません。見捨てられたように感じることがあります。教会として弟子の誕生も弟子の成長がなかなか見えないときもあります。イエス様が悪いのではありません。でも、イエス様も、私たちを弟子として成長させてくださっています。イエス様こそ、成長させてくださいます。

説教について

振り返り:イエス・キリストがこの箇所で下さった命令と約束を信じて、希望を持って教会の成長に励みたいですか。

参照箇所:エペソ5:25-29

注 ※⑴ 日本長老教会鳴門キリスト教会「創立50周年念誌」61ページ。

鳴門キリスト教会
礼拝内容(説教)