2026年10月4日 説教「永遠のいのちの望み」 “The Hope of Eternal Life”

箇所 Text: テトスへの手紙 Titus  1章1~4節   聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会 説教者:百瀬ジョザイア 招詞 Call to Worship:詩篇 Psalm 136篇3~4節 讃美歌 Hymns:19、187、204(1/3/4節)、158、540番 交読文 Responsive reading:29番 詩121篇 (Psalm 121)

English Aids: Scripture (ESV Bible), Japanese hymn transliterations (some songs may be missing) 

※原稿と実際の語られる説教が異なることがあります。また、短期間掲載の上、削除の予定です。ご理解ください。

 テトスへの手紙は短て、忘れられがちかもしれませんが、使徒パウロが後輩宣教者テトスへ送った手紙です。派遣先クレタのクリスチャンの教会が健康に成長するための、現実的な教本とも言えますが、私たちにも、望みを与える書簡です。神の恵みがどういうものかを教える手紙として、サムエル記第一のシリーズと並行で見ていきたいと思います。

パウロとはだれか?二つの立場(アイデンティティ)1節前半

  1. 「神のしもべ…」だれも、誰かに仕えます。パウロは、創造主なる神が言うとおりに歩むと意識していました。
  2. 「イエス・キリストの使徒…」「使徒」は、偉い人に遣わされて他の人に何かを宣言する使者でした。聖書では、神に遣わされた王(キリスト)なるイエスが復活しておられることを目撃して、教会の土台作りの任務を受けた、イエス・キリストに属する使者です。
  3. パウロは、神様に仕え、イエス・キリストの知らせを宣言するように遣わされた人でした。

パウロの使命の内容(土台と目的)は何か?1節後半、2節後半

  1. 「神に選ばれた人々が信仰に進み…」
    1. 私たちが理解しきれないことですが、神様は前もって、信仰を受けてキリストに信頼すように、人を選んでおられます。これがなければ、だれも信じなかったでしょう。しかし神は、実際に計画して、さらに働きかけて、自然と自分に信頼して神を拒む人が、自分を委ねて神に信頼を置くようにしてくださいます。
    2. 信仰が起こされる過程の中に、パウロが信じるべきこと、方を伝える使命を受けました。宣べ伝える使者、使徒とされました。 → 信仰はありますか。ただの知識ではなく信頼です。
  2. 1節後半「敬虔にふさわしい、真理の知識を得る」本当の現実を知るために、パウロは使徒とされました。キリスト教は「キリスト道」とも言えます。歩んでこそ、生きる神学(真理の知識)が必要です。「真理」はただの事実ではなく、神様が私たちのために教えてくださった現実です。パウロは、人が信じる真理を知るばかりでなく、それに従って神様と親しく歩むために導く、使徒とされました。 →私たちの「知識」はどう機能しているだろうか。
  3. 2節の後半「永遠のいのちの望みに基づくもの」はおそらく、パウロの使徒としての召しを指すでしょう。「永遠のいのち」を、神様との生きた関係(知り合う関係)とイエスは定義されました(ヨハネ17章3節)。神様に背いて逆らう人は、神様に立ち返らないと、そのまま神の敵であり霊的な死を経験しています。けれども永遠のいのちでは、神との親しい交流はいつまでも続きます。今も、しかしさらに未来にいつまでもです。完全な体を持って復活して、永遠に神を喜び楽しめる、そういう望みがある。これこそ、パウロだけでなくさらに他の人に、伝えら得れる必要のある望みです。 →あなたが日々、永遠に主と過ごせることを待ち侘びて望んでいるなら、今の苦しみは乗り越えられます。(ハイデルベルク信仰問答問い1参考)

パウロは永遠のいのちの確かさをさらに述べます。2節前半、3節

  1. 2節前半「偽ることのない神…」神は決して嘘つきません。計算間違いや予想外も、ありません。「永遠の昔から」ご計画なされる方、そして「約束してくださった」神様です。天地をお造りになる前にも、計画して、父と子は合意しておられました。そして創造の後、堕落の後に人にも約束してくださいました。創世記2章のいのちの木を造られ、3章でそれを取っておいて、悪魔を打ち砕く救い主を約束して、人に予告し始めました。旧約聖書全体は、神と永遠に過ごせる契約関係の絆を少しずつ明らかにしつつ、まだおぼろげにだけ、教えました。
  2. 3節ところが、感謝なことに、神は約束を成就なさいました。イエス・キリストが来られました。人の反抗的な生き方(罪)の結果の死を代わりに通られました。そして完全に正しく歩まれたゆえに復活して、ご自身がまず永遠のいのちを持たれました。さらに、ご自分に信頼を置く人にも同じ永遠のいのちを分け与えられるようになってくださいました。
  3. でもパウロはその出来事自体を具体的にう取り扱いません。むしろ、永遠のいのちの望みを、「定められた時に、みことばを宣教によって明らかにされました。神様はご自分だけでも天から、天使を通して、宣言できました。しかし、人間を用いて、「宣教」で広めてくださいます。
  4. それは、パウロも携わるように召された使徒から始まりました。だから、私たちのために聖書をパウロなどに書かせた神様から、私たちへも、伝えたいことが伝わりました。
  5. 次回、パウロとテトスをもっと取り上げますが、今回の箇所でパウロは、挨拶文にしては、長々と使命の話から始め、神様の偉大な計画と成就を述べました。

永遠のいのちの望みを抱いて、生きる

  1. 今日の箇所の1~2節にあったパウロの使命の三つは、パウロがどういう目的で手紙を書いたかを教えます。違う観点から言えば、これは私たちが聖書に聞く理由でもあります。①信仰を抱くために、②神様が教えられた真理に沿った、神様を喜んで喜ばせる生き方を求めるために、③永遠のいのちを持っていると確信するために、使徒パウロが生きて、宣教して、殉教もしました。
  2. 同時に、使徒パウロは主人公ではありません。2、3節を振り返ると、パウロまた私たちのうちに目的を果たしてくださる神様です。父なる神は計画し約束してくださいました。イエス・キリストが生きて、死なれ、また復活なさり、永遠のいのちの望みを現実にしてくださいました。そして聖霊様は全てのクリスチャンを使徒たちの宣言によって導き、信仰と敬虔と望みを抱かせてくださいます。(エペソ1章3~14節参照)
  3. 私たちはこの方に、パウロの指名の三ポイントの通りに応答しているでしょうか。①神に信頼して歩んでいるか…②心から良い歩みを求めているか…③この世の関係や楽しみよりも、永遠のいのちを待ち望んでいるか、と聞けば、反省することがあると思います。
  4. でも、神様の恵みによって、望みはあります。私たちは教会の礼拝と個人礼拝で、3節のような聖書(みことば)の宣教を聞き続けます。聖書、特にその宣教(説教)は①信じていはい人が信仰に至るように、聞く機会です。②キリスト者が職場・学校や家庭において、主なる神様が美しい、健全な、義と愛の生き方を求めて、養ってくださる、と聞き直す機会です。③永遠のいのちは現実的な望みだと再確認する機会です。パウロがテトスへの手紙で、このテーマを続けて持ち出します。
  5. 聖書が書かれたのは、あなたのためです。永遠のいのちを分け与えるイエス・キリストを信じて、従って、永遠に続くいのちの望みは、この宣教にあります。神に反対して罪を犯したことを認める必要はあります。でも、そこに集中しないでください。神様は罪を赦し、永遠のいのちに歩ませる、力強い、きよい恵みがあります。イエス・キリストはそれを実現なさいました。だからイエス・キリストに集中してください。この方をパウロが宣教して、私たちは聞きます。永遠のいのちの望みを抱き、信仰によって、神に喜ばれる歩みを求める恵みをいただけます。「すくいの君なる 主イエスの功を み民よ、うたえ…」(讃美歌204番1節)

説教について

振り返り:自分の失敗ではなく、キリストに集中するために、どういう励ましを受けましたか。

参照箇所:エペソ1:3-14、テトス2:10-13、3:4-7,15

鳴門キリスト教会
礼拝内容(説教)