
2025年秋のチャペルdeコンサート【報告、挨拶文】 Autumn Concert
2025年11月8日午後に持たれたチャペルコンサートに約55名ほど(推定)が来てくださいました。ありがとうございました。
下記は、プログラム巻頭言として、百瀬牧師が書いた挨拶文です。
人間は音楽を通して、多くの感情に動かされる。例えば、懐かしさ、憧れで、「今・ここ」より良い「その時・あそこ」を想わされる。『日本の四季メドレー』の「赤とんぼ」や「故郷」にも、それが現れるだろう。
「故郷」(高野辰之作詞)の最後にこうある。
こころざしをはたして
いつの日にか帰らん
山はあおき故郷
水は清き故郷
過去の懐かしさと現在の挑戦と未来の憧れ…。生い立ちの故郷を出て、都会や社会で大いなる夢を果したいが、やはり故郷に帰りたい。心安らかに楽しめる青山と清流を求めよう…。私たちも、夢を果たせば、「故郷」のようなところで安心してゆっくりすることができると思うのかもしれない。
ところが、世の成功や人間関係、また芸術の高揚によってでも、完全に満たされない。聖書は、人間の心を完全に満たせるのは創造主なる神様との平和の関係であると教える。神様といつまでもいられる「その時・あそこ」こそ、安心して清らかに楽しめる「故郷」である。
さて、私たちは自分で成功して、その故郷を獲得することはできない。むしろ、神と私たちとの関係を妨げる敵意(人間の罪)があると教えられる。しかし、神様が一方的に恵んで、故郷を下さるのである。それが「天から降って来る」とある(黙示録21章2節)。
「見よ、神の幕屋〈住まい〉が人々とともにある。
神は人々とともに住み、人々は神の民となる。
神ご自身が彼らの神として、ともにおられる。」(黙示録21章3節)
言い換えると、私たちが大きな志を果たすかどうか、天に届く名声を立てるかどうかと関係なく、神様が近づいて来て、平和の関係を下さる。そうするために、イエス・キリストが降りて来てくださって、敵意を十字架で取り扱ってくださって、復活して、「故郷」を用意された。私たちをそこへ招かれる…。
この「福音」の話は長くなるので、ここまでにするが、クリスチャンとして、「天から私たちに降りて来る故郷」を楽しみにして、音楽が届けてくれる憧れを満喫している。
2025年11月8日(土)14:00〜 会堂にて 入場無料
教会堂でのコンサート(入場無料)を開催ます。皆様をお待ちしております。チラシ(下)をご覧の上、お越しくださいませ。
Free concert on November 8, 2024 (2 pm) at Naruto Christ Church’s worship hall. Music features a flute duo and group singing.
